ワカヤマでは
デザインも活躍します!
2022年に開設した「ワカヤマデザインセンター(WDC)」は、お客様にワカヤマの技術力とデザイン力を体感いただける場所として開設しました。七宝加工用のおしゃれな作業スペースがあったり、お客様へのご提案として3Dプリンターを用いて試作品を作る場所になっています。見学後は隣のカフェスペースで打ち合わせもできます。
ワカヤマは、色や風合いで製品に新たな価値を生み出す装飾加工のプロフェッショナルです。ご要望をお聞きしながら、使い心地の良さを高める加工のご提案をすることも。見た目の美しさはもちろん、耐久性にも優れた加工技術でお客様によろこんでいただいています。
メッキや塗装などの表面処理加工を担う会社の中で、製品や機械の部品などの加工を主とする会社が多く、全国的にみても意匠加工ができる会社は少ない。ワカヤマは、その希少な意匠加工を得意とし、日々技術を磨いています。
「ものつくり戦略室」は、自社の商品づくりや自社の広報、宣伝、プロモーション活動などを担当している部署です。営業、プロモーションに必要な資料やデザインワークも手がけます。ワカヤマの表面処理加工の技術を発信、伝える部署として、製造部との連携や、顧客のニーズを把握しておくことが欠かせません。
HPの更新も業務の一つ。ワカヤマの広報も担っています。
本業で使用する重要な営業アイテム・色見本帳も制作。
ワカヤマに発注いただいている
県外企業のお客様
最高の切れ味と疲れにくさで、プロから
絶大な支持を得る理美容シザーメーカー
「刃物屋トギノン」様に
お話を聞いてきました!
※2023年1月20日、「ワカヤマ」にてオンライン取材
株式会社刃物屋トギノン
長縄 優理子さん
所属部署/企画部
役 職/係長
所属部署/企画部 役職/係長
※2023年1月20日、「ワカヤマ」にてオンライン取材
御社の事業内容を教えてください
人が直接手で触れて使う、理美容師のヘアーカット用シザーズと、料理人の包丁の製造・販売・メンテナンスを中心に事業を展開しています。業界で唯一の企画開発から製造、販売、メンテナンスまでワンストップで行う岐阜県関市の刃物メーカーです。
ワカヤマを知ったきっかけを
教えてください
今から11年前に、社長がネットでワカヤマさんのHPを拝見したのがきっかけです。弊社の30周年企画でゴールドのヘアーカット用シザーズを製造することになり、表面処理加工の会社を探していたところ、ここならやってくれそうな気がすると社長が直感的に感じ、すぐに連絡をしてワカヤマさんに伺いました。
ワカヤマの第一印象を教えてください
30周年の企画は、入社1年目の私がはじめて担当する企画だったのですが、若山社長の塗装や色への熱意がダイレクトに伝わってきたのを覚えています。ハサミと同じでメガネも人の肌に触れる道具なので、メガネの塗装をされているのは安心感がありました。
依頼している仕事内容を
教えてください
今はさまざまなカラーバリエーションを依頼しています。シャープに切れるハサミはビビットに、やわらかく切れるハサミはやわらかい色にするなど、ハサミの切れ味の個性が色で分かるようにしたことで、プロモーションがしやすくなりました。
技術やサービスで評価している
ところを教えてください
理美容ハサミに寄り添った提案をしてくださるところです。綺麗な発色だけでなく、ハサミ本来の性能を損なわない塗装方法や、プラスアルファで価値を高める方法を一緒に考えてくれます。その一つが、色を塗装した後に施す、セラミックのコーティングです。金属の冷たい質感ではなくなり、やわらかい質感になるので、持ち心地を気に入って使ってくださる理美容師さんもいます。
仕事をして印象に残っている
エピソードを教えてください
もともと理美容ハサミに塗装で色をつけるという発想は業界の中でいいイメージがなく、塗装する必要性を感じていない社員が大半でした。ところが、ワカヤマさんから届く試作を見ると色が綺麗で、手に持った質感もしっとりといい仕上がりになっているので、「これならお客様におすすめできる!」と一転。疑心暗鬼だった社員たちのモチベーションを向上させる製品に仕上げていただいたのを今でも忘れられません。
ワカヤマに期待することは
ありますか?
社内に研修ルームをつくられたり、デザインセンターを立ち上げたりと、ワカヤマさんの新しい取り組みへの意欲は、私たちにとってもいい刺激になっています。これからもその意欲を近くで感じながら、私たちも新しいことに挑戦していきたいです。
30年前に繊維裁断工場用の赤いハサミを作っていたトギノン。お客様から“よく切れる”と絶賛されていた赤いハサミの色は、理美容ハサミの切れ味の表現として受け継がれています。
「塗装とメッキの違いなど、表面処理加工のことを丁寧に教えてくれました」と長縄さん。
施術の効率向上を目指した、シザーケースの中でも一目で認識できるカラーポイント。